『股関節痛は怖くない!』を読んで:2010年読了記録19
前回の記事で画像とAmazonへのリンクを貼らせていただきましたが、再度貼りますね。
松本正彦著、ワニブックス刊。
松本先生の股関節サロンHPはこちら、ブログはこちらです。
私が先生のブログを知ったのは、先生がブログを始められてから半年ほど経ったころでした。
最初、3日間ほどですべての記事・コメントを夢中になって読み、以来、更新のたびに全ての記事を読ませていただいています。
ですので、今回のご本の出版にあたって、ブログを読んでいるから、もしかしたら私にとって目新しい情報はそんなにはないかも…?と思ったりもしたのです。
しかし、読ませていただいて、こうしてご本にまとめてくださったありがたさをつくづく感じました。
ブログに書いてくださっていたことが、系統的にまとめられているから、だけではありません。
何より、ブログではどうしても見ることができなかった、図解が豊富です。
股関節周辺の筋肉、靭帯の図解を見ると、本当に人間の体って良くできているんだなと、自分の肉体に感謝したくなります。
整形外科でのレントゲン写真では、骨しか見えないですからね。
軟骨軟化症が起こる仕組みも、こうして図解していただくと本当に分かりやすいです。
また、色んな知識が頭に入ったところで、では実際にどうすれば?というところで、自分でできる股関節ほぐしや筋力トレーニング、歩行のアドバイスなども書かれています。
この本を読んで、また先生のブログに立ち戻ると、ブログで書かれていることが、改めて深く理解できたり。
ブログだけ、本だけ、でなく、両方を読むことで一段と相乗効果があるように思います
そして、ブログには書かれていなかったことももちろん書かれています。
私が個人的に興味深いな~と思ったのは、歩行について書かれているところでした。
最近私の中で疑問点になっていたこと…、それについての先生のお考えを読んで、なるほど~と、納得する部分がありました。
それと、これはブログでも書かれていますが、「心」のこと。
「股関節痛は怖くない!」というタイトルを、ブログとご本で使ってくださって、本当に良かったと思います。
私が最初に股関節周辺に今までにない痛みを感じたとき…、あの時、先生のブログに巡り合わずに整形外科を受診していたら、どうなっていたでしょうか。
手術云々、というレベルの話にはならなかったと思うけれども、実際に痛かったのです。
以来、やはり度々痛みが出ることはあります。
その痛みが、「筋肉から来ているもの」ということを知らずにあれからの日々を過ごしていたら…、将来について、不安が一杯だったろうと思います。
今は、痛みが出ても、不安になることはありません。
最初に先生に症状を訴えるメールを送らせていただいた時、「筋肉の痛みだと思います」というお返事をいただきました。あの時の「目からウロコ」感と安心感は、今でも忘れません。
こんなに情報社会になっても、やはり股関節痛を病院管理のもとで治療されている方…のほうが多いだろうと思います。
手術の情報も巷に溢れていますし。
少しでも多くの股関節症患者の方々に、先生のブログとご本を見ていただける機会がありますように、と思います。
また、先生の目標である、「総合股関節センター」の実現を切に願っております。
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