愛を読むひと
久しぶりに映画を見ました。
六本木シネマズへは、会社から歩いて行けます^^
お天気も良いし、初夏の夕暮れ、麻布十番を経由してちょうど良いお散歩…だったんですけど、着いてから迷った(汗)というか、実際、裏から入れるわけではないので、着いてからが結構遠くて、結局30分仕事でした。
前回、某用事で(笑)来た時は地下鉄に一駅乗ったんですが、前後の歩く距離を考えても、その方が近いねやっぱり。
さて、観たのは、友人のブログで知った、「愛を読むひと」。
原作本も買いましたがまだ読んでなくて、映画が先になりました。
常々、映画を見るなら原作読むな、本を読むなら映画は見るな、と思ってるんですけど、これから本を読んだらどんな感想になるのだろうか。。。
(以下、ネタバレありですのでご注意ください)
ともかく、途中までのストーリーは公に公開されているので、しまったなー、何も知らずに見たかったなと思っていて。
で、最初の方は、知ってはいたものの、おおー、そうか、PG12(「12才未満および小学生の観覧には、親又は保護者からの助言や指導が必要になります。」)ついてるんだよね^^;なんて見ていたのですが。
その後の…、裁判&獄中の詳細~ラストについては知らずに見ましたので、まー途中から大泣きです
もちろん、一番泣けたくだりは、○○だったハンナが、○○を覚えていくシーンでしたが…
でもそれだけじゃなくて。
何て重い映画なんだろうと。重くて重くて重すぎて。
2月に、「ディファイアンス」という映画を見た時も重かったんですが、あれは、ユダヤの側から描かれていた作品で、一応ラストにもそれなりの達成感(という言い方は変ですが)が得られたのですが、今回は、加害者の側を描いているわけですから…
そしてもちろん、ハンナの秘密や、マイケルの無償の愛が、歴史の事実を薄めることにはならない。
最後に、面会に来たマイケルにハンナが、「(何をどうしても)死者は生き返らない」と語ったことがすべてではないかと。
だから、本当に、この映画の登場人物すべての人生―ハンナ、マイケルはもちろん、マイケルの妻、娘、家族、そして収容所からの生還を果たした母娘…―誰一人の人生も、幸せじゃない。
でも、そのすべての人たちの人生は意味のあるものだった…
見終わって、ずしーんと重くて気が晴れないです。
ラストシーン、マイケルが娘にすべてを語って聞かせようとするところで終わるのが、少しは未来を感じさせるけれども…
あああ重かったです。
同時に、もっともっと、知らなくちゃいけないことがいっぱいあるなと。いつもながら思ったのでした。
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