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2010.08.15

2010年読了記録22:『錦繍』

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宮本輝著、新潮文庫。

宮本氏の小説を読んだのは初めてです。
書簡体の小説というのも初めて読みました。

実際、こんな長文の手紙を手書きで書かないだろー、という突っ込みは置いておいて(笑)

お話としては面白かったし、文体も好みでした。
なので、引き込まれて読んだことは読んだのですけど…、すみません。
私は、不倫ものは嫌いなのです(ばっさりsweat02

この小説のヒロイン、勝沼亜紀さんの人生ったら、可哀想すぎます。
最初の夫にも今の夫にも裏切られ、授かった子供には障害がある、なんて…

それを、男性の口からは、「男の浮気というやつは、もう、しようのない本能のようなものです。男はそういうふうに出来ているのです。」と語られた日には…think
そういう視点が前提となってすべてが成り立っているお話なので、なかなか素直な気持ちでは読めませんでした。

感銘を受けたのは、亜紀の言葉、「何が何でも<いま>を懸命に真摯に生きるしかないではありませんか。」というところで、本当にそれはそうだと思いましたが…

うううむ。
人生の機微に触れた、優れた小説かも知れないですが、設定部分で受け容れ難かったのが残念でありました。

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