4月29日(祝)に、両国の江戸東京博物館にて、日頃お世話になっている銀座のLE SALON GINZA(通称銀サロ^^)のランチオフ会、そしてその後、富士温泉病院名誉院長の矢野英雄先生を中心とした講演会、「100歳までウォーキング!!」に出席してきました。
銀サロの松本先生、大変お世話になりました。あえてトラックバックはさせていただいておりませんが、先生のブログ記事はこちらです。
私は股関節症で病院というと、矢野先生に一度診ていただいたことがあるきりで、その後定期的に通院、ということもしていないものですから、同じ病気の友人知人がおりません。
ネット上でお話しさせていただいたことがある…という方はいらっしゃるのですけれども。
なので、私にとっては初めての、患者さん同士の集まりということで、ドキドキしつつランチ会に向かいました。
松本先生も書かれている通り、症状はお一人お一人違っていて…、本当にこの病気は、一人一人のケースバイケースで、どんな風に対処していけば良いかとか、何をすれば良いのかとか、すべて違うのだろうなと…
しかしともかく皆さん、パワフルで、私など弱輩者のひよっこでしたが、たくさん元気をいただいた気がします。
またこんな集まりが持てたら良いなと思います~
皆さま、また機会がありましたらどうぞよろしくお願いいたします。
それから、会議室で行われた「100歳までウォーキング!!」講演会。
こちらは、レジュメもいただきましたが、ちゃんとしたメモも取っていませんので、大したご報告はできません…
ただ、印象に残ったことを書かせていただく、という程度ですみませんm(__)m
最初に、東京大学名誉教授の宮下充正先生よりお話が。
ウォーキングがいかに健康に良いか…、血圧を下げたり骨密度を保ったり、ガン発症率を下げたり、認知能力の減少を防いだり、ウェルビーイングの得点を上昇させたりと…そういうお話がありました。
高齢化社会となっても、できるだけ人の世話になる期間を短くして長生きできるように。
そのための手立てとして色々話されていましたが、私が興味深いな、と思ったのは、ノルヂックウォーキングでした。スキーのポールのようなポールを持って行うウォーキングです。
そして、講演会の最後に再び宮下先生がお話されたときに、「100歳までウォーキング」の会、を組織し、定期的にあちこちに出かけて皆で歩く、ことを提案されていて、私は実現したらぜひ参加したい!と思いました。
というのも、世の中にウォーキングの会はあまたありますが、健常な方々のウォーキングの会だと、どうしても参加をためらってしまうのですよね…
もし脚が痛くなったら…とか、早く歩けない、そんなに長距離は無理、とか思うと、皆さんとペースを合わせて歩くのは難しいだろうと。
ですから、お話に出た、オーダーメードの運動処方とか、リハビリテーションからフィットネス向上へ、とか、大変興味深かったのでした。
そして、目安は週2回、1回45分以上の運動、ということですが、ただ運動するのではなく、人との交流が大事だと。
できるところまでは仕事も辞めず、辞めても引きこもらず、皆でやって行きましょう、みたいなお話に心が明るくなる気持ちでした。
全然順番が前後するのですが、矢野英雄先生も、20世紀の医療は「治療と支援」だったが、21世紀は「自立と参加」だと仰っていて…
「加齢障害の予防と社会参加の実現へ」ということを仰っていました。
矢野先生のお話で印象に残っているのは、「体の傷みと痛みの管理」ということで。
痛み刺激は、他の感覚刺激があると脳まで行かないというゲート機能があるということや…、
あとは痛みの管理を自分で記録する…「股関節らくらく日記」のことなど。
数々のレントゲン写真はそれは大変な経過のものもあり…、矢野先生の論調は、昨今の股関節手術の傾向…いかに早く、簡単に、という考えとは真っ向から対立するものだなと、改めて思いました。
やはり、手術して終わりではないので。何十年後まで、一生ケアしていかないといけないのですよね。
それは、手術していない人ももちろんですが。
そして、患者代表として、木蔵(もくら)シャフェ君子さんという方から、ご自分の体験と、カウンセラーとしての経験からのアドバイスをお話しくださいました。
ここで印象に残ったのは、アウトカム(目標)を立てること、それも肯定文で、というのが大事だということ。
例えば、木蔵さんは、ご主人と「楽しく綺麗に歩く」というアウトカムを立てられたとのことでした。
脚が悪いからこれはできないこれも無理そう…とか、どんどん後ろ向きになることのないようにしようと、改めて思いました。
それから、ゲシュタルト法という、自分の体を別人格のようにとらえて、体と会話する方法。
自分の股関節と会話してみる。そうすると、病気の理由や、その価値を見出すことができる、というような…。
木蔵さんは矢野先生の患者さんですが、同時に銀サロにも通われており、ラベンダーさんのブログもご存じという…^^
すべてネットで検索して見つけられたそうです。アメリカ在住の方なので。
ネットの力ってすごいですね。
そこで知り得た情報から、実際の出会いにつながり、そこから色んな交流が発展していったら…
未来は明るいかな、と、とても幸せな気持ちで帰宅することができたのでした。
お世話になりました皆さま、ありがとうございましたm(__)m
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