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2009.10.18

2009年読了記録30:『病気は自分で治す』

Photo_3副題「免疫学101の処方箋」
安保徹著、新潮文庫。

先月帰省した時、母から勧められて、「いっぱい買ったから1冊持って帰り」と言われて読んだ^^;1冊です。

日ごろファーマ関係の仕事をしているものですから、薬や従来の医療に否定的な母に、「ええ~」と懐疑的だったのですが、民間療法とかではなく、免疫学の専門的見地から、病気の成り立ちなどを解説されると、なるほどね~と納得でした。

「病気は自分の生き方に拠る」という考え方は、遺伝性の病気や先天性の病気もあることを思うと一概には賛成できませんが、少なくとも生活習慣病の類は、本当に生活を変えることで克服できるものだと思いますし。

でも、例えばガンにかかった人が身近にいて、「それはあなたの生き方のせいなのよ。生き方を改めればガンも良くなるわ」なんてことは言えませんしね、、、また、患者本人がそう思ったとしても、実際に自分の思う通りの闘病方法を選ぶことは難しいと思います。

ガンに限らず色んな病気に、「治療ガイドライン」というものが存在していて、医者に行けばそれに則った医療が施されるわけですし…
ガンと診断されて、手術も抗がん剤も放射線も何もしない!なんて言ったら周りの猛反対にあってしまうでしょう…それで自分の意思を押し通そうとしたら、よけいにストレスが溜まりそうだsad

安保先生の仰るような、本来あるべき?医療が実践されれば、不用な薬や治療が減って、医療費削減にもつながると思うけど…、そしたら製薬会社が儲からなくなるからダメなんだろうな~

ファーマの仕事をしていると、創薬、製薬というのは、人類を病から救うため、という高潔な目的をもって行われている、という面ももちろん感じるのですが、一方で、各種医学雑誌に掲載されている、製薬会社の夥しい広告ページを見ていると、やはり製薬会社は企業として勝ち残っていかなければならないという性質上、薬は売って売って売らなければならない訳で…、そういう事情を私たちは正しく認識しておかなければいけないと思います。


さて、この本には、自律神経の働き、交感神経優位と副交感神経優位のことが書かれていますが、前のエントリーの本のことを思い出すと、勝間さんは究極の交感神経優位タイプ、そして香山さんはどちらかというと副交感神経優位なのかな~、なんて思いました^^

本書は、最後は人生観、宗教観まで行きつくような本ですが@@、端的に言えば、(以下引用)
「がんばり過ぎても、逆に楽をし過ぎても、人は健康に生きることはできないのです」
であり、理想的な生き方とは、
「精神の安定を保つうえで大切なのは、諦めの境地になってはいけないということです。何かをなすべきときには、それに必要な考えが自然に浮かび、それを行動に移せなくてはなりません。逆に、必要ないことは考えない。不必要な行動だと分かったら、すぐにやめる決断力も大切です。これらを意識せずに行なうことができれば、理想的です」
ということなのだろうと…

私も、今年は色々あったけれども、来月に大台に乗る年代でもあり、これからは精神の安定を保てるように…
別に長生きがしたいとかそういうことじゃなく^^; 心の安定した日々を送れるように、努めたいなと思ったのでした。

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