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2008.09.08

2008年読了記録23:『源氏物語の京都案内』

Genji文藝春秋編、文春文庫。
『「源氏」誕生一千年 京都に行くならこの一冊』という帯がついてます。
書店で見かけて衝動買いしたものです^^
家でちまちま読んでたのですが、ようやく完読。

前半は、五十四帖それぞれにつき、簡単なあらすじが見開き2ページ、次の2ページで、ゆかりの観光スポットや京菓子などが紹介されています。地図もついているので、実際京都を訪れたときには参考になりそうです。

しかし、これを読み物として読むのはちょっと退屈で^^; 私は後半のほうが楽しめました。
宇治十帖について書かれた瀬戸内寂聴さんの文章には、もちろん、来る月組公演を想像し。固定したトップ娘役が存在しない今の月組では、浮舟役はきっとあの子だろうなぁ、と思ったり^^

最も興味深かったのは、現代語訳の比較です。出てくる現代語訳は、瀬戸内寂聴、与謝野晶子、谷崎潤一郎、円地文子、田辺聖子、橋本治。一番ぶっ飛んだのは田辺聖子訳の「新源氏物語」ですね。まぁ、一種超訳というか、それよりは創作^^ 「あさきゆめみし」にも通じるような。
そう、大和和紀の「あさきゆめみし」も紹介されています。マンガといえば、小泉吉宏の「大摑源氏物語 まろ、ん?」まで^^
原文では、小学館「日本古典文学全集」が紹介されていますが、この注釈が、結構注釈にとどまらず、解説というか深読みというか、なのにびっくりでした。
瀬戸内さんの訳が、一番原文に忠実というか、多くを語りすぎていないようですね。
このまま、瀬戸内訳で読み進めばいいかな、と思いつつ…まだ続きを買ってなーい!

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