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2008.08.31

2008年読了記録22:『ボクたちクラシックつながり―ピアニストが読む音楽マンガ』

Clsassic青柳いづみこ著、文春新書。

これはすぐ読めました^^
マンガで出てくるのが『のだめカンタービレ』『神童』『ピアノの森』。
私はのだめしか読んでいないし、それも最近出たのは未読ですが…

面白かったんですが、前半はひたすらピアニストの名前と曲名がいっぱい出てきて、知らないので^^;ついて行けず、いまいち乗れず。。。
そもそも、夫に勧められて読んでみたのですが。
私の場合、「この曲知ってる」「聴いたことある」曲はあまたあれど、曲名とか知らないんですよね~
何せ、家でいつも鳴ってるから耳に覚えがあるだけなので…

そんな感じでしたが、後半、曲目とかを離れて書いてある部分で、色々深かったです。
印象に残った文章を引用します。
演奏には本人が出る、というくだりで、「ピアノを弾く彼ら、彼女たちの横に立っているだけで、その人の来し方来歴、どんな性格でどんな家庭環境でどんな問題をかかえているか…今恋人がいるかどうかまでわかっちゃうことがあります。」ひぇぇ。
誰かが、「舞台にはすべてが出る」って言ってたけども…そこまでは出ないでしょうが(笑)

「芸術の仕事なんて、楽しくないんです。楽しいわけがない。いつも自分の背丈より大きな袋の口をとじようとする不毛な努力が、芸術するということなんです。」
このたとえがねぇ、ずしんと来ました。
すごいなと思うのは、こういうことすべて、のだめのマンガに描かれているということで…
あんなに面白いだけじゃなく、実はすごい深いマンガなんだなと。

この後、週刊東洋経済の記事より、ピアニストがいかに経済的に採算のとれない職業であるかが述べられていて…、これってどんな風にこの本を完結させるのだろう…?と思いましたが、「音楽でつながってる」ということで締めくくられていて、少し救われました。

難しいことですよね、芸術で身を立てるというのは。
やはり理想的なのは、生計を立てるべき仕事は別にあり、芸術は人生を豊かにする趣味にしておく…ことなんでしょうが、皆がそうだったら芸術は発展しないだろうし。
アーチストの皆さんの勇気を讃え、支えられる社会が、文化的に成熟した社会なんだろうなと…(随分話が大きくなりました・笑)

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