« 「源氏物語―物語空間を読む」 | トップページ | 友の発表会 »

2007.04.01

久田恵さんの本から、つれづれ

たぶん、子供たちが幼かった頃だと思うのですが、「小説」というものを、一切読みたくなくなった時期がありました。いわゆる本の虫、だったので、一通りの小説は読んでしまって、もう絵空事はたくさん、と思ってしまった。
ひたすらノンフィクションを読みあさってました。
(いまのご贔屓の芸名の由来となった「マートブ!」を読んだのもこの頃だったはず…)

そんな中でも、つい手が伸びたのは女性ライター、それも「働くお母さん」が書かれた本でした。
久田恵さん、沖藤典子さん、そして、作家ではないけどエッセイ風の料理本を出しておられた小林カツ代さん…
自分はなりたくてもなれなかった、「働くお母さん」、に対する、憧れというか何というか…
今にして思えば、「なれなかった」のではなく、周囲の状況如何に関わらず、やはり「ならなかった」のだと分かるのですが。だって、本当に「なりたかった」なら、そのような人生設計をしていたはずだから。

久田さんの本は、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した「フィリッピーナを愛した男たち」をはじめ、色々いろいろ読みましたが、中でも印象に残っているのが「サーカス村裏通り」。
幼い息子を連れてサーカス団に炊事係として入ったときの体験をまとめたもの。。。
今回読んだ「男がいてもいなくても」は、その後の久田さんの歩みを垣間みられるエッセイ集でした。
余談ですが、久田さんの息子さんはその後、2005年に、お母さんと同じ大宅壮一ノンフィクション賞を、史上最年少で受賞されているんですよねぇ(稲泉連「ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死」
親子受賞ということで話題になりましたっけ。あの時は感慨深かったですね。

さて、「男がいてもいなくても」にも、「働くお母さん」のことが、色んな側面から語られています。
中には、公民館の主婦講座や再就職講座に通う主婦達のことも出てきたりして、まるであの頃の自分のことを書かれているよう^^;そんな講座の講師もなさってたんですね。
また、仕事に出た主婦の話とか…まぁ、結構厳しい目線で(でも筆は厳しくないけど^^;)書かれてたりもするんですが。

読んでいてまた、「働くこと」って?という「?」マークが頭に浮かびました。
奇しくも、「ハケンの品格」の大前春子さんは、「働くことは、生きることです」という名台詞を残してくれましたが^^
派遣の仕事が切れた7ヶ月間のあいだ、「これでは死んでるのと同じだ」と思った私だったので(仕事じゃなくても日々やりがいや生きがいのある活動をしてらっしゃる方は大勢いらっしゃるでしょうが、その時の私には仕事しかなかったからーー)、この台詞には喝采を送りました^^

アイムでは「退路を断て」ということをよく言われましたが、主婦にとっては難しいことです。夫の収入だけでつましく暮らすことが不可能な訳ではない。家事や育児や、逃げ道はいっぱいあるのです。
そんな中で仕事をしていく上で…、「インディで行こう!」のムギさんが、インディの条件の一つとしてあげた「年収六百万以上を稼げる女であること」には、なるほどな~と唸らされました。
理由の一つとして、「結婚している場合も、夫や周りから「趣味の仕事」と言われない金額であること」とされているんですよね。
私の場合、まだそこまでには至っていませんが…でもまぁ、仕事内容といい責任といい、「趣味の仕事」とは言わせないところまでは来れて、自分で納得のいく生き方にはなったかなと。

ああ…書いてるうちに、全然読書感想でなくなってきてしまったーー
本当は、今読んでいる「家族を卒業します」を読んでからまとめて感想書こうと思っていたのだけれど、もうすぐご贔屓の公演が始まってしまうから、そしたらもう、他のことに気が行かなくなってしまうかと思って^^;だから今書くしかないかと。
長文失礼いたしましたm(__)m

|

« 「源氏物語―物語空間を読む」 | トップページ | 友の発表会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16713/14477108

この記事へのトラックバック一覧です: 久田恵さんの本から、つれづれ:

» 誰でもできる!億万長者への道-最短距離- [お金儲けの情報]
このノウハウには、私が試してきた利益を上げる方法の最短距離に加えて、利益を倍増させる為のある方法を誰でも実行出来るように、順序よく書いてあります。 [続きを読む]

受信: 2007.04.02 10:06

» ターボ・ジャム [ターボ・ジャムは女性に効果的なダイエット-ターボ・ジャムでエクササイズ]
[続きを読む]

受信: 2007.04.23 17:37

« 「源氏物語―物語空間を読む」 | トップページ | 友の発表会 »