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2005.12.17

俳優座「10か月」

ウーマンズビュー・シリーズ~ディレクターズアイ~Vol.2『10か月~The Last 10months~』
俳優座劇場
作・演出 藤井清美
出演 香寿たつき(橘響子)、田口浩正(島沢昌史)ほか

12月16日の夜公演を観てきました。初日明けて2日目です。
それにしても今週、11時帰宅が2回、12時帰宅が1回…やはり遊びすぎか^^;

書きたいことだけ書かせて頂きますが、ネタバレもあるかと思いますのでご注意下さいませ。

タータン初めての現代劇ストレートプレイ。しかも、設定は16歳の娘がいて離婚してる、42歳のライター。
最初に登場した時のパンツスーツ姿、肩のラインが相変わらず完璧すぎて(笑)男役に見えちゃうよ、と思ったのですが、次は膝丈のタイトスカートで、あんなに等身大の姿でおみ足を拝見するのは初めてで^^;、筋肉質のふくらはぎに見とれ(爆) ノースリーブでは二の腕にも見とれ(バキ)
演技も等身大でしたが、本当に、歳相応の素敵な大人の女性になったな~と感慨。

ええっと、舞台が三重県鳥羽の安楽島(あらしま)です。私は、母の実家が三重県ゆえ、三重弁?は耳に馴染んでいるのですが、そこでまずこけた。というか、無理とは思うんですが、およそヘンテコリンなイントネーションで…仕方ない!と割り切って鑑賞しましたが、言葉が完璧だったらもっと良かったのにな~

男女間の友情は成立するのか?という永遠の命題。私も、理屈では成立すると思いますが、このお芝居の設定は、やはりかなり現実離れしているというか…ちょっとおとぎ話にも感じました。
そのくせ、響子と娘の美奈(阿井莉沙)とのやり取りは、自分と娘に置き換えて見てしまってやたら現実的だったり^^;(ちなみに、響子の台詞に「子育てって、自分の人生をもう一度生き直すこと」という一節があるのですが、私はそのように思ったことは一度もありません。「子育てとは、知らなかった自分の本性を剥き出しにされること」とは思ってきたけどーー)
そうですね~、一番私の意識に近かったのは、やはり島沢の姉、真佐子(増子倭文江)でしょうか。
あと、野口かおるさん、すごいですね^^ 彼女見てると、やはりタータンとは格が違うと思います。

男女間の友情、というテーマはちょっとおいといて、「死を迎える準備」の10か月、という方のテーマについて。
つい最近、職場の上司(といっても私より若い)がお母さまを急性心不全で急に亡くされ、皆でお香典をさせて頂いたお礼メールに、PCの前で涙したところでした。ご実家も遠方で、「もっともっと母を大切にすれば良かったと反省している」と…。逝く方としては、「ぽっくり寺」があるくらい、ぽっくり死ねることを皆願ったりしますが、遺された方は、急であればあるほど辛いですよね。準備ができてなくて。
響子も、実は昔、愛した人を事故で失う、という辛い経験をしていた、ということが途中で明かされます。

島沢は10か月後に死ぬための準備をした。そこでともに過ごすことで、響子は実は、あと40年?生きるための準備をしたのだ。そんなようなラストだったと思います。
「10か月」と区切られると、どうして良いか分からない。でも、考えてみたら、それが10か月先だろうが、40年先だろうが、同じことなんですね。人は、ずっと死ぬための準備をしている…イコール、それが日々どう生きるか、ということなんだと。そんなことを考えました。
そして、響子という友人を持っていた島沢は、幸せだったなと。
私など、単純な人生を、何も考えず生きてきておりますので、正直重いテーマでした。もう1回くらい観てみたかったかも。タータンを、ではなくてね、テーマを咀嚼するために、です。

7時開演で終演が9時45分。場所は都営大江戸線の六本木。しかし、1時間15分で家まで帰り着きましたよ?
どうやっても1時間半かかる私の職場って、ほんっっっとうに遠いのねーー

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