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2004.11.02

「ミス・サイゴン」

今日のキャストは
 エンジニア  市村正親        
 キム      笹本玲奈
 クリス     坂元健児    
 ジョン     今井清隆
 エレン     石川ちひろ    
 トゥイ      戸井勝海
 ジジ      平澤由美

いや~私としたことが、えらい感動してしまいました。
オペラ「蝶々夫人」と似たような話だとか(日本人として、このオペラはどうしても好きになれない)、ベトナムとアメリカという図式から浮かぶものとか、余計な先入観をもって観劇に臨んだので、最初のうちは冷静にというか、少し醒めた眼で観ていたのですが…

戦後、子供と暮らすキムの部屋にトゥイがやってきて~キムがトゥイを撃ち殺してしまう件で、ハンカチを鞄から出していなかったため大変なことになってしまいました(^^;
いや~笹本玲奈ちゃんのキム。「屋根の上のヴァイオリン弾き」で印象に残っていたので、迷わず彼女の日を購入したのですが、期待通りでした。ものすごい気迫。体当たり演技というか。キャストの中ではキムという役の年齢に一番近いと思うのですが、母としての強さが見事に表れていて。
歌も台詞も、フォルテになると力任せになってしまうところが惜しくて、もちょっと余裕があると言うことないんですが、この精一杯さもまた、キムという役には良く合っていると思います。

四の五の言って(いや思って)いた私も、ここ以降は有無を言わさず舞台に引き込まれたという感じでした。
2幕のエンジニアの場面、「アメリカン・ドリーム」。豪華なキャデラック。これはアメリカ文明礼賛の場面ではなかったのですね。だからこそあのエンジニアの表情に、この場面も泣けて仕方ありませんでした。
「リチャード三世」「屋根の上のヴァイオリン弾き」と観てきて、ショースターとしての市村さんは今回初めて堪能しました。すごい。さすが。としか言いようがありません。(でも他のキャストにも興味があります~)

どうしても冷静に考えると、「アメリカ側の視点」も感じざるを得なかったのですが、そんなことは吹っ飛んでしまうくらいの感動を貰いました。キャストの魅力に尽きると思います。
「戦争」と「愛」。でも、今回のキャッチコピー、「究極の愛」はちょっと頂けないです。物語が一遍に薄っぺらくなってしまうようで。

それはともかく、あの子役。とてつもなく可愛かったんですけど。何なんだ一体いくつなんだ~と思いながら観てました。

それから開演アナウンス。市村さんの「携帯の電源は切れてますね?切れてますね?切れてなかったら、こっちが切れますよ」は、「屋根~」限定ではなく、市村さんのネタだったんですねぇ(笑)。他のエンジニアさんの日はどんなアナウンスなんでしょう。

客席の年齢層は高かったんですが、カーテンコールは結構キャーキャーと盛り上がり(ブラボー!と叫んでたのは一人のおじさんだったみたいだけど)、最後はオールスタンディングで、幸せな気分で劇場を後にしました。
そしたら帰りの電車で、隣に座ってきたおっさんが痴漢でした(>_<) ああもう(怒) でもその位のことで感動を台無しにしない程度の人生経験は積んでいたのでした。伊達に歳とってはおりません…しかし、相手を選べ(--)

追記:いま東宝のサイトに行きましたら、明日の「笑っていいとも!」市村さんゲストだそうです。見なくちゃ(^^)

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コメント

>余計な先入観をもって観劇に臨んだので、最初のうちは冷静にというか、少し醒めた眼で観ていたのですが…
これって、私のことでしょうか^^;?やっぱりキーワードはキムでしたね。
やっぱり「ミス・サイゴン」なんだからさぁ、キムでチケットとるべきでしたね、私。

>キャストの魅力に尽きると思います。
え~ん、そうなんですよ。それにしても東宝恐るべし、あのキャストでもこちらのキャストでもと、
順列組合せで観たくなってしまうではないですか。思う壺(^_^;)

投稿: 桜桃 | 2004.11.03 00:11

>>これって、私のことでしょうか^^;?
違うの違うの(^^;
どーせアメリカの視点で書いた話なんでしょ、という先入観です。タムをアメリカ人にすることだけが望み、てあたりがちょっと引っかかってね~。あの状況では実際それが一番の幸せなのだろうとしても。

投稿: 金木犀 | 2004.11.03 00:18

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