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2004.08.13

「花のいそぎ」考 その1

宝塚歌劇星組公演、バウ・ミュージカル「花のいそぎ」。主演・真飛聖、作演出・大野拓史。
感想をつらつら書いてみようと思います。

まず、全編通しての音楽について。日本もの作品に高橋城先生、というのは結構珍しいのではないでしょうか。「青春もの」にふさわしく、さわやかな曲調の綺麗なメロディーがたくさん聴けました。作詞はもちろん大野先生でしょうが、歌詞がまた良いのです。歌詞をしっかり聴き取りつつ観劇すると、涙が倍増…でした。ビデオが出たら、もう一度じっくり味わってみたいです。

次に脚本について。初見の時から、大劇場作品の「花の業平」(2001年星組、作演出・柴田侑宏)と似たところのあるお話だな~と思っていました。
時代設定としては、「いそぎ」が先です。嶺恵斗が演じた藤原良房は、「業平」では時の最高権力者となって専科の汝鳥伶が演じています。
権力を握る藤原氏に対して、そうでない者が主人公となっている点も同じ。(「いそぎ」では小野篁、「業平」では在原業平)
主人公が思いを寄せる女性(「いそぎ」の三の君、「業平」の高子)は位の高い人に嫁ぐことが決まって、二人は結ばれない→二人での逃避行、道行→追っ手に追いつかれて…のくだりはそっくり(^^) その後の展開は違うものの、結果的には、主人公は、遠くからずっと、女性を見守り続ける人生を送る…というのも同じです。

大きく違うところは、まず「花のいそぎ」主人公の小野篁は、超能力の持ち主であるということ。そして、「花の業平」は濃厚な大人の恋物語でしたが、「花のいそぎ」は文字通り「青春もの」だということです。
「青春もの」であるという点で、これは若手中心のバウ作品でしかあり得ない舞台なのですね。そして、「青春」イコール「宝塚」、とも重なる。「若さ」と「瑞々しさ」のあふれる舞台であり、しかも若手とはいえもう十分実力をつけつつある主演者が演じたことで、作品としての感動を十分に伝えることができた。本当に、いつの間にこんなに立派に大きくなって…(;_;)と驚きと感動でいっぱいです>真飛さん

書き出すと長くなってしまう(^^;
このあと、作品と出演者の細かい感想に移りたいと思いますが、いったん切ります。

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