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2004.05.29

野田秀樹演出「マクベス」

野田秀樹がオペラ初演出、ということでとったチケットですが、段上がりの(16列)センター席がきたので、舞台も字幕もとても観やすく、ラッキーでした(^^)
さて、新国立劇場からの帰り道、夫に「どうやった?」と聞かれて思わず、「うん、楽しかった」と返事した私。夫は一瞬絶句ののち、「普通オペラ観て楽しかったはないやろう…良かったとか…」と。そうですね。今回の舞台は、オペラという音楽を楽しんだというよりは、舞台全体をエンターテインメントとして楽しんだという感じでした。

野田さんの演出はともかく凝りに凝っていて。序曲からして、あの骸骨姿の魔女達の動きに気をとられて耳がおろそかに(^^; その後お花畑と魔女たちごと迫り下がっていったのにも度肝を抜かれましたが、舞台機構も、迫や盆は最大限に活用、ドライアイスに火柱に…とスペクタクル性もあり。ワダエミの衣装がまた凝っていて、装置と合わせ、各場面での色づかいがとても綺麗でした。アンサンブルの細かな動きは野田芝居そのままで、特に兵隊さんたちの歩き方の可愛いこと(^^) 休憩を挟まない1幕と2幕の間では、骸骨魔女のパフォーマンスを楽しませて貰いましたし(^^)

そんな風に、視覚で楽しめる面がとても大きかったです。その分相対的に、音楽の比重が下がっていたかも知れません。でもだから、演出過剰かというと、そういう問題ではないと思うのです。シンプルな演出で、音楽をひたすら味わい尽くす、というオペラもいいでしょう。でも今回のような舞台もありかと。音楽の印象が薄くなったとしたら、それは演出のせいというより、音楽の側の問題であろうと思います。別に音楽が悪かった訳ではありません。アンサンブルの合唱は素晴らしかったと思いますし、ソリストも、バンクォーを演じた妻屋秀和はとても良かったと思います。タイトルロールのマクベス(ブレンデル)とマクベス夫人(ルカーチ)が少し物足りなかったかな…。派手な演出に負けないくらいの音楽のレベルだったらどうだったろう?と思ってしまうのです。まぁ、上を見たらきりがないんですけれど。

本当に、楽しい舞台でした。帰ってから、別演出のビデオをちらっと観て思いましたが、野田演出に「重厚さ」という面は感じられませんでしたね確かに。それが野田さんの持ち味でしょうし、その演出の中に隠された真の意図、を汲み取るまでに深くは、私はきっと観れていないと思いますが。
昨夜はいわゆる「千秋楽」だったからかそれともいつもか分かりませんが、カーテンコールで野田さんも出ていらっしゃいました。そうそう、カーテン前の歌手の挨拶がないのも演劇風だと思いましたし、ロビーの雰囲気も、いつもとはちょっと違ったような。オペラファンだけでなく、演劇ファンの数も多かっただろうと思います。

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2004.05.27

宝塚の魅(魔?)力

宝塚の作品にも色々あって、1回観ただけで「良かった~もっと観たい」と思う公演もあれば、どうもイマイチだったな~と、割り切れない思いで帰途につく公演もあったりします。
でも、たとえイマイチと思っても、ご贔屓の生徒さんが出ている公演だと、どうしてもリピーターになってしまうのが宝塚ファンです。そして、回数を観ていくうちに、毎度イマイチと思いながら観るのもつまらないですから、それなりに楽しむ術(すべ)を身に付けてしまう。それが宝塚ファンの悲しい性(さが)と言いますか…(^^; だから、作品的にイマイチでも、特に東京ではいつも満席に近い状態になる。そんなファンに甘えないで、レベルの高い舞台を作ってよ、といいたいところですが、半分はスターさん目当てで客が集まる宝塚の、それが宿命でもあるのでしょうか。

今回の星組東京公演「1914/愛」「タカラヅカ絢爛」。
それぞれ好みもあるのですからどうこう言いませんが、2回観た時点では、「う~~~ん」という感じでした私としては。それがです。
この間の火曜日の夜、3回目を観に行きましたら、まずお芝居が終わった時点で「結構楽しかったかも」と思っている自分がいました。しかも、中詰でわたるちゃん(湖月わたる)が歌う主題歌「L’AMOUR/1914」に聴き惚れている自分が(^^) いかにも「吉崎メロディー」(作曲・吉崎憲治)らしい伸び伸びとした温かい曲調が、わたるちゃんの雰囲気にとても合っていると思いました。
ショーも、3回目ともなれば目も慣れてきますから、ご贔屓の出ている場面は彼(女)を堪能し、出ていない場面は隅々までくまなくチェックして色々新しい発見をして、と楽しめてしまうのです(^^)
いや~、すっかり宝塚の術(ジュツ)にはめられてしまったという感じです。…というよりはむしろ、真飛聖さんへのファン度が上昇したからそういう結果になった、というだけのことでしょうか(^^;;;

真飛さんはいわゆる、「男役10年」といわれる宝塚の、今年研究科10年を迎えたところです。
思い返せば6年前、タータン(香寿たつき)のファンになった時、彼女は研13で、もう雪組の2番手スターさんでした。(それからが長かったといえばそうなんですが。2番手で丸々4年を過ごしたのですから)
まとぶん(←これは正式の愛称ではないのですが、「ゆうちゃん」って何だか馴染まないので私はこう呼んでしまうのです(^^;)の場合は、やっと今回のショーで、初めて芯をとる場面をもらったりと、これからの成長が楽しみなスターさんです。先日お茶会にも行ってきまして、本人の、研10を迎えて今後に向けての心構え、もしっかり感じられたので、これはもうついて行くしかないかと(^^)
ただ、もう自分が疲れることはしたくない、というわがままなファンになっていますので(^^;、少しでも義務感を感じたりすることなく、あくまで自分のしたいように、楽しく見守っていけたらなと思います。一通り経験した上でのファン生活、前回の教訓も踏まえて、また一味違ったものになるでしょうか。行き着く先は同じでしょうか(爆)

とりあえずは8月の単独初主演「花のいそぎ」、日本青年館公演を楽しみに。
でもその前に、タータン出演の「ウエストサイド・ストーリー」を十分満喫してからですわ…

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2004.05.21

指圧その後

私の指圧体験は、3回でひとまず終了となりそうです。なぜかと言いますと、3回ですっかり良くなってしまった!から。元々痛かったり動けなかったりという状態ではなかったですが、慢性的な症状がここまで変わるとは…本当に驚きです。
今にして思えば、私の腰・足周りはきっと、先天性股関節脱臼の既往に端を発してから40数年の間に、すっかり固まってしまっていたんでしょうね。既往歴があるうえに運動嫌いで動かない。加えて姿勢や歩き方が悪かったり、座り仕事が輪をかけたり。
いま、骨盤周りが自由に動かせるようになって初めて、そうだったのだと実感しています。そして、自由に動くというのがこんなに爽快なことだったのかと、まさに目からウロコ状態で(^^)

歩幅も広くなったけど、ともかく早く歩けるのです。今までの私は、一生懸命歩いているつもりでもどんどん人に抜かされて、挙句遅いくせに脚が痛くなって、ストレスが溜まるばかりでした。それが今では、まぁ周りが皆本気出して早足で歩いていたらかなわないかも知れませんが、通勤途上の、のんびりはしていないそれなりの普通の早足、なら、大抵の人には負けない自信があります(笑)
今まで人の背中ばっかり見て歩いてきたから、青信号と共に歩き出して、誰もついてこない爽快感と言ったら(^^; 元々大阪人で気は急くのですから、精神衛生上もとても良い(^^;;; JRの駅から会社まで、歩くと徒歩20分弱、信号1つ分は短縮できました。
こないだ、歩くところを後ろから夫に見てもらったのですが、「今まではメトロノームみたいに左右に揺れてたのが、揺れなくなった」と言われました。早くなっただけじゃなく歩き方も変わったんですね。これって脚長差がなくなったということなのだろうか。
「骨盤ダイエット」って流行ったじゃないですか。ゆがみを治してやせる!ならば私もやせられる…?まーそれにはもう一つ、自分の努力を付け加えないといけないでしょうね(^^;

という訳で、指圧は私にとって、人生が変わるほどの出会いになりました。が、夫の方は…先日初体験して、本人は気に入ったようですが、これと言った劇的な変化はなかったようですね。相変わらず、首も頭も痛いようだし。やっぱり、休養をしっかり取らないと始まらないでしょうか。

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2004.05.18

浅田次郎「勇気凛凛ルリの色」

文庫で出ている浅田次郎の本も、読んでないのは残り少なくなってきたので、とうとう「勇気凛凛」シリーズに足を踏み入れることになりました。
エッセイというジャンルは、よほど面白くないと、通勤途上で読むのには向きません。しかしこれは面白かった!さすがに読ませます。
浅田さんの作品で私が惹かれるのは、「鉄道員」をはじめとする、いわゆる泣かせ物シリーズではありません。そうではない作品の中に、たった一行、ぐっと胸にくる文章がある。その瞬間がこたえられない魅力です。およそ「涙」とは縁がなさげな「きんぴか」シリーズにもそういうフレーズはありました。その文章に行き当たったとたん、電車の中にもかかわらず涙がどぁっとこみ上げてきて往生するのです。
今回読んだ「勇気凛凛ルリの色」にもありました。「生命力について」の章、自殺について書かれているのですが、その中で、自殺の方法の解説書が発売されたことを受けて、「少くとも読者を勇気づけることは、いやしくも言葉で飯を食う者の使命であろう」という一節が。こうして抜き書きしてみると何ということもないフレーズなのですが、文章の流れの中で出会うと、しばし固まってしまったのでした。こういうスタンスで、浅田作品は書かれているのですね。

ところで、浅田さんは小説はずっと書き続けていらしたようですが、初めて賞をとられたのは1995年、「地下鉄(メトロ)に乗って」の吉川英治文学新人賞なのですね。1951年生まれでいらっしゃるので、43、4歳の時でしょうか。いまや、押しも押されぬベストセラー作家でいらっしゃる浅田さんも、作家としては遅咲きでいらしたのですね。はっ何と、今の私と同い年ではないか…と思い当たって、色々考えてしまいました。
人生、何をするにも遅すぎるということはないでしょうが、40代も半ばになって思うことは、人生の方向性というものは、そろそろ定まっているべきだろうなということです。それなりの年月を生きてきて、我が身を振り返って、何かこれというものは得られているのだろうか。専業主婦ならそれなりに、仕事を持つならそれなりに。…どっちも中途半端に生きてきてしまっている気がするのですが(--)
せめて、いま得ている仕事の方向性を、つなげて行きたいなと思います。それでなければ、主婦としても母親としても、私には何にも誇れるものがない…。その上で、また色々な新しいものに出会うのは、これはもういくつになってもということで。

「勇気凛凛」シリーズはあと3冊あるし、こないだ「歩兵の本領」も購入したので、当分読むものに不自由しません。最近、浅田次郎ファンサイトも発見しまして、楽しんでます(^^)
「蒼穹の昴」が早く文庫にならないかな~

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2004.05.14

遊びすぎと働きすぎ

遊びすぎ…なのはもちろん、私です。
仕事も一山越えて?最近は、残業もそんなにしなくて良いかな?って感じになってきました。
ゴールデンウィークはカレンダーどおりだったのですが、明けの6日に洗濯機修理のため1日有休を使ってしまいました。連休中もその後の週末も結構出かけたりして、生活リズムがぐちゃぐちゃに。普段は、仕事に行くというリズムに体がなじんでいるので、時間的にきつくても結構元気に過ごせるのですが、いったんリズムが狂うと元に戻すのに時間がかかる…のは歳のせいでしょうか。
加えて、今週は昨日も夜東宝に行ってしまった(^^; ちょうどお腹をこわしてしまって、観劇中もはらはら…という最低な状況の中、それでも真飛さんの姿はしっかり目に焼きつけ(^^)、11時に帰宅してから個人宅配の生協の荷物を片付けて。冷凍ものは避けたつもりがうっかり一品頼んでしまい、それは大量のドライアイスにも勝てず、すっかり解凍されてしまっていました(--) 平日夜の観劇はやはりきつく(特に宝塚は3時間ばっちりあるから)、そんなことしてるうちに頭ががんがんしてきました。
まぁ、今日会社に行ってしまえば何とか立ち直れ、お腹も1日で治って派遣仲間にあきれられ、というやっぱり健康な私です。何より、遊びすぎていくら疲れたところで、誰にも何も言えません(--;
かたや、働きすぎ…なのはもちろん、夫。
ゴールデンウィークは土日月の3日間はお休みしてましたがあとは仕事。こないだの週末も2日とも仕事。明日も仕事。平日の帰宅は3時台。…さすがにそんな生活リズムには、とうとう体がSOSを出したらしく、ひどい頭痛で昨日一昨日は早めに帰宅してましたが、頭痛は治らないようです。
それでも帰宅時にはある程度元気があるのですが、最近、朝出かけていく時の表情が、面やつれといいますか、げっそりしているようでさすがに心配です。郵便受けから日経の朝刊を自分で出して持っていくのですが、ある雨の日、ポリ袋包装された新聞が、帰宅したかばんからそのまま出てきたのには、柄にもなく胸をつかれました。
解決策が見えないのがつらいですが、とりあえず、あさっての日曜には、例の指圧の治療院に、一緒に行くことになっています。多分、頭痛といっても後頭部から首にかけて…なので、凝りもあるでしょうし、効いてくれると良いなと思います。
私にはともかく、劇的な変化が現れたので!

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2004.05.11

今週のAERAより「派遣vs.正社員」

昨今の「顧客情報の流出」、その背景は?というところから話が始まったので、派遣社員として働く身としてはあまりいい気持ちはしなかったのですが、興味深い特集でした。
派遣社員といっても色々あって、SEなど専門性の高い分野の派遣、また金融機関など、従来は自社のパート社員であったものが、関連派遣会社を設立してそこからの派遣という形になったもの、etc.…待遇も働く側の意識もさまざまであろうと思います。
私は編集職として出版社で働く派遣社員ですが(現在3社目の職場)、この記事を読んで、今の会社は派遣社員を正しく使っているのだなと改めて認識しました。
まず、業務の切り分けがきちんとできている。責任は持たされません。命じられた事を、質高くこなせばOK。その代わり、仕事の全体像を詳しく知らされることはありません。情報流出なんてあり得ないです。
なぜ、プライバシーに関することを全く訊かれないのかも分かりました。「派遣先は派遣社員のプライバシー情報をむやみに入手すべきでない」のですね。勤め始めて8ヵ月経ちましたが、履歴書以上のことは、いまでも上司はよく知らないと思います。もちろん、社員の方々との仕事以外の交流は一切ありません。
外資系の会社なので、このような傾向が余計に強いのかも知れません。気楽といえば気楽ですが、最初のうちは孤独感にさいなまれました。仕事に出て、ほとんど人と会話することなく1日が終わるなんて…。今は、同じ派遣会社からの派遣社員が増えたので、派遣同士で仲良くしていますが、会社に取ってはあくまで「部外者」であることを感じます。
むろん、このような派遣先ばかりではありません。どっちが正社員?って感じの「どっぷり」な職場もありましたし、むしろ今の職場の方が特殊かもしれません。

現在、全就業者に占める正社員比率は約5割とのこと。約半数は非正社員、つまり契約社員、パート・アルバイト、派遣社員etc.になる訳です。一見、色々な働き方が選べて、だから私のような中途半端な者でも希望の職種で働けている訳ですが、実は、効率を優先して人件費削減を図る企業の論理に、乗せられているだけなのですね。
正社員の時代は終わりつつあるのかもしれません。でも、派遣というのは、やはり本来あるべき業態ではないと思います。直接雇用でなければ、個々の仕事にやりがいは感じても、愛着をもって仕事をするのに努力がいります。私の場合なら、作っている本に対する思い入れとか。もちろん、長くなればなるほど情も湧いてくるというものですが。
非正社員は不安定な身分です。将来の展望も見えにくい。まぁ、今は正社員にしても、先がどうなるか分からないところはありますけれど。
でも、効率優先で正社員を減らした結果、残った正社員は、それこそ私の夫のようにろくに休日もなく深夜まで働くことになり、一方で非正社員は不安定な身分と低賃金に甘んじている。この構図は何とかならないものかと思います。正社員の概念をゆるめて、色んな働き方を可能にするとか。

我が家の子どもたちもやがて社会人となりますが、夫に言わせると、男は正社員が前提だが、女の子は何でも良いじゃないかと。そんな風潮で、非正社員に女性の割合が多くなるのも問題だと思います。とりあえず、新卒で非正社員の道は選んでほしくないと思いますが、どうなることやら。
AERAには、正社員と非正社員の「中間の選択肢がない」ことが問題なのだとありました。私はもうこの歳で、いま以上の働き方を望むのは難しいと思っていますが、これからの時代、どんな風に変わっていくでしょうか。

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2004.05.09

星組公演ちょこっと感想

雨の日曜日の午後。ジャザサイズに行こうと思って用意していたのですが、直前に姑から電話。昨日着で送った母の日プレゼントのお礼だったのですが、実は昨日も何回も電話してくれていたらしく(心配性なので遅くまで留守電だとそれだけで不安だったと思う)、「出かけるところだから」とは言えず話し込んでしまって、ジャザサイズはパーに。
昨日は星組公演を観に行ったあと、夫の会社近くで待ち合わせて食事して帰ったのでした(夫は昨日も今日も仕事ですハイ)。息子は部活。娘はバイト。で家族バラバラだったというわけで(^^;
さて、今日も誰もいないし、普通ならここでタータン(香寿たつき)のビデオでも出してゆっくり見るところですが、どーも今日はそれをしたくない。というのも、昨日観たまとぶん(真飛聖)の脳内映像を消したくないのですね(^^; なので、昨日の感想をちょこっと書いてから、たまった家事に手をつけようと思います。

1週間前に花組を観たところですから、組カラーのあまりの違いに最初はついて行けず…でもすぐ慣れました。星組トップスター(←私はあえてこの呼称を使いたい)のわたるちゃん(湖月わたる)は、いわゆる芸で見せるタイプというよりは、人柄の温かさや情熱で魅せるタイプだと思います。それを受けて今の星組は(前作でも思いましたが)ひたむきさとか熱気を感じさせる…ある意味、とても宝塚らしい組ではないかと思います。
ちゃんとした感想はまた後日書くことにして、今日はショーでのまとぶんを中心に。

ラテン・ファンタジー「タカラヅカ絢爛―灼熱のカリビアン・ナイト―」
作・演出草野亘先生とあって、ちょっと「ノバ・ボサ・ノバ」を思い出しました。「サザンクロス・レビュー」も。黒塗りでラテンの香りいっぱい。キューバから振付家(サンティアゴ・アルフォンソ)を招いていることもあってか、斬新な場面も。
新生星組になって初めてのショーですが、まとぶんはいわゆる4番手?ショーでは色んな場面での活躍が見られて、楽しめるポジションですね。
前回のショー(「バビロン」)までは1人で目立つ場は与えられていなかった彼女、今回はいきなり幕開き第一声を。ひとしきり歌ったあと、芯をとって踊っている。それだけで持って行かれてしまった私はすでにはまってますね(^^; その後も各場面を楽しみつつ(大縄!ダブルダッチ!すごいですねさすが。でも娘に聞いたら、私もできると言ってました。そーなんだ)、ロケット前にはまた歌のソロがありました。う~ん、ここはせっかく良い場面をもらっているのだから、もう少しお歌を頑張ってほしいものです。
フィナーレのパレードでは、初めての一人降りでした。こうしてスターさんになっていくのだなぁとしみじみ。

観に行くまでは全く冷静だったのに、開演前にすでに舞台写真まで購入していた私でありました。今のところ舞台だけで満足ですし、ファン会に入って、またあの怒涛のファン生活を送る気力は今のところない…ので、気楽なファン生活は続くと思います。でも、男役としての彼女の魅力に、前作よりはるかにはまっている自分を発見しました。歯止めがないと行く末怖いですね(^^; ま、歯止めは、タータンの存在やら、仕事の忙しさやら、色々あるから大丈夫と思いますが、結局飽きっぽい性格だからもう宝塚にどっぷりはまるのは飽きちゃったのよ、と思っていたのはどうやら見当違いだったようで…
例えば花組を観る時のように、「いいわ~」と心底思いつつもあくまで気楽に観られるのと、ある人に「どっぷり」になってしまうのと、一体その境界はどこにあるのでしょうか。我ながら不思議です。

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2004.05.04

花組東京公演千秋楽

千秋楽というのは、その組のファンにとっては、特別な思い入れのある公演です。私にも、金券ショップでチケットを手に入れてまで観た思い出があります。
今では気楽な1ファンにすぎない私ですが、友人の強運に支えられて、その貴重な公演を観ることができました。今回の公演はこれ1回だけ。なんて贅沢な(^^; しかも、さらに強運なお席でしたので、なんと客席降りのオサちゃん(春野寿美礼)と手のひらタッチまで…!キャーキャーでございました(^^)

「飛翔無限」
春日野八千代さんの舞姿をこの大舞台で生で拝見できる機会が、この先またあるかどうかと思うと感無量で。型を決めて目線を効かせるところは、いまでも格好良い男役の眼差しでした。観ることができて良かったです。
轟さん(轟悠)は、完璧な美しさ。お顔はもちろん、舞姿のすべてが。
松本悠里さんの舞とともに、ひたすら見とれておりました。
歌では、真丘奈央さんのソロをたっぷりと聴けたのが嬉しかったです。本公演ではなかなか機会のないことですし。
「90周年」の重みを、改めて感じながら観ました。私がのめり込んだ頃とはすっかり代替わりした観がありますが、これからも100周年に向けて、そしてその後も、ずっと宝塚は私たちを楽しませ続けてくれることでしょう。

「天使の季節」
千秋楽ということでアドリブ満載、でしたのでそれなりに楽しめました(轟さんの特出もあったし(^^))が、言ってみればドタバタ喜劇。祝典喜歌劇って、こんなんで良いのでしょうか?もっと上質なコメディーだってあると思うのですよ。でも、出演者に肩入れする宝塚ファンとしては、一緒に楽しんでしまうのですが… ともあれ、オサちゃん、本当にお疲れさまでした(^^)

「アプローズ・タカラヅカ!」
宝塚のショーの上演時間は大体1時間足らず。いつも、大階段が出てくると「もう終わり?」って感じで、あっという間に時間がすぎます。それが、今回のショーは「長い」と感じました。こんなことは初めてです。しかも、つまらないから長いと感じたのではなく、その反対。盛りだくさんすぎて逆にメリハリに欠けるというか、ずっと見ごたえある場面が続くので、まだあるの?まだあるの?という感じで…(^^;
好きな場面は多々ありましたが、なかでもヤンさん(ANJU=安寿ミラ)振付の、男役さんが横1列でスーツで踊る場面。途中で上着を脱いで肩にかけたり。男役の格好良さ、をこれでもか、と魅せてくれます。
それにしても、花組は「男役の宝庫」と昔からいわれているそうですが、何でこんなに素敵な男役さんが揃っているのでしょう…目がいくつあっても足りない。こればっかりは、1回の観劇では観切れません。
多彩な魅力の若手男役さんたち、そして、上に立つのがオサちゃんとアサコちゃん(瀬奈じゅん)。いや~本当に、華やかでもあるし実力もあるし、本当に観て楽しく、満足できる組です。

終演後、出待ちはしませんでしたけど(^^;、ガードに並ぶファンの人数のすごさに圧倒されつつ、帰途につきました。
この後の花組、青年館はチケットを手に入れましたが、全国ツアーがまだ当てがありません(;_;)何としても観たい、と改めて思ったことでした。

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「愛しき人よ―イトシキヒトヨ―」

宝塚歌劇月組東京特別公演(於:日本青年館大ホール)です。
主演霧矢大夢、作・演出斎藤吉正。
まずは、きりやん(霧矢)の完全復活を、心から喜びたいと思います。「薔薇の封印」ですでに元気な姿を拝見していましたが、昨秋同じ劇場で、きりやんの主演休演の舞台を観ているだけに、改めて、良かったなとしみじみしました。

斎藤先生のバウ作品は、過去に「花吹雪・恋吹雪」「ヴィンターガルテン」「巌流」と観てきています。今までの斎藤作品の印象は、話の運びが唐突でついて行けないところがある、でもショー作品だと割り切って観れば楽しめる、というようなものでした。つまり、脚本はイマイチでも、ともかく主演者を格好良く見せる、という宝塚の座付作者としての任は果たしているという…。ですからミーハーファンとしては、斎藤作品は結構好みだったのです。

今回の「愛しき人よ」は、今までの作品とは一味違って、ショー的要素が薄まり、その分芝居に重点が置かれていたように思います。しかし、脚本が良くなったとは思えず…(--)、相変わらず「えっ?」と思っているうちにおいていかれそうになるし、登場人物にも???な人が多く、何より台詞が練られていないというか。ショー的シーンの魅力も、歌にダンスに楽しめるほどの実力を備えた出演者が少なかったのでイマイチ物足りませんでした。
きりやんは、もちろん良かったです。でもその魅力は、彼女が本来自分の力で持っているものであって、作品の力によりさらに高まっているとは思えませんでした。
斎藤作品としては新境地なのかもしれませんが、とても中途半端に終わっているように私には感じられました。

出演者の中では、見せ場は多くなかったものの、嘉月絵理さんが歌にダンスに芝居にさすがの存在感で、彼女が出ると場が締まるという感じ。さららん(月船さらら)は、滑舌が良くなってほしい…台詞が聞き取りづらくて勿体ないです。
下級生で目を引いたのは美鳳あやさんでした。彼女はダンサーとして、今までも目立つ存在でしたが、お芝居も良かった。そして歌は初めて聴きましたが、なかなか歌えるではないですか(^^) これからが楽しみな娘役さんです。
専科から磯野千尋さんが出演されていますが、あれだけの役では勿体ないな…と思ってしまいました。

1年ほど前から、もうプログラムは買わないぞ、と心に決めているのですが、バウ作品だけはつい買ってしまいます。下級生が多いので、そうしないと出演者がさっぱり把握できない(^^;

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2004.05.03

指圧2回目

前回の指圧初体験から2週間後、2回目の診療に行ってきました。
最初の診療後は左脚がとても楽になって、気が付いてみたら前よりも早く歩けるようになっていました(驚) でも、知らぬ間に脚を組んでいたり、横座りしていたり、腰は相変わらずだるかったし…
それがです! 2回目は、前回とはまた違った感じでじっくりやって頂いたのですが、右脚の股関節が痛かったこともあり、骨盤矯正というのも最後にやって頂きました。そうしたら、今度は左脚同様右脚もとても楽になり、というか、骨盤が自由に動かせるようになったため、歩く時に骨盤ごと前に出せる、って感じで、これだと本当に早歩きが楽です。
家にあった骨盤矯正ダイエットの本を見ますと、骨盤が歪んだままで運動しても、脚にヘンに脂肪がついたりするとか(--) 今までの私はこれか? ならば、これからジム通いにウォーキングに励めば、ダイエットもできるかも(^^)と期待がふくらんでおります。
それから驚異的なことに、腰のだるさがなくなってしまいました!
実は昨日、11時から青年館、3時半から東宝と、2本続けて宝塚の舞台を観るという阿呆なことをやりました。休憩除き観劇時間合計5時間弱。いつもの私は、腰の後ろと椅子の背もたれの間にマフラーかタオルか、何もなければ文庫本でも挟み、かつ途中で頻繁に脚を組まないと、腰が辛くて座っていられませんでした。それが昨日は、何も挟まずにすみ、かつ、脚を組みたいと思わなかったのです。歪んだ骨盤には、脚を組んだ姿勢の方が自然らしいですが、もう歪んでいないから、脚を組む方が不自然になったということでしょうか。
私にとってはこんなに嬉しいことはありません。そして、自分の心がけ次第で、また元に戻るのは防ぐことができるということです。どうしようもなくなったら頼る道がある、と分かったのも心強い限り。
ただ、まだ右脚は痛むのですが、これって、家でPCを長時間やったあとだということに気づきました。椅子でなく、床に座った姿勢で打っているので、正座にしろ脚を投げ出すにしろ、正しい姿勢が取れないようで(--) 先日、写真をアップするのにすったもんだしていて(そしてそういう時は腰や脚のことは忘れている)、あとでいたた…でした。
という訳ですので、観劇記についてはまた明日?にします。

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