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2004.04.02

乃南アサ「結婚詐欺師」

通勤途上に読むのはミステリーや推理物が最適。なのですが、お気に入りの夏樹静子も宮部みゆきも、文庫で出ているものは読み尽くしてしまって、目下まだ読んでいない本があるのが乃南アサ。この作品は、新潮文庫2月の新刊でした。
やー、面白かったです。しかし、最初のうちは、詐欺師の格好良さにホレボレしつつ、これ宝塚でもできるかも~なんて思って読んでいたのですが、やはりそれで終わらないのが乃南アサ。そう、こんなに格好良いのだから本来もそうなのかと言うと、本来は犯罪者なのであって、正体はやはり「汚い」のですね。そのように描いているところが、映画の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」などとは違うところです。
そして、この本の魅力は、詐欺師を「追う」立場の刑事のドラマが丁寧に描かれているところです。やはり、人間の描き方が丁寧で繊細な本が好きですね私は。例えば映像にするとしても、詐欺師と同じ位かもっと魅力的な役になりそう。
それにしても、こういう話っていうのは、いまでも現実にあるのでしょうか。あまり表ざたにならないだけでしょうか?「お金を貢ぐ」というところでまず、私には信じられないところがあるのですが… はっでも、詐欺師ではないけれど、宝塚のスターさんのためなら(って、別に本人に渡すのでなければ「貢ぐ」とは言わないだろうけど)、いくらお金をつぎ込んでも後悔しないって心境も、当たらずとも遠からずってところがあるかも…(--; どんどん話がそれそうなのでもうやめます。
詐欺ってば男女逆で、仲良くなって宝石とか買わせて、実はセールスだったなんて話もあるようですね、近頃は。それも可哀想だわ~男の子(;_;)
今は群ようこのエッセイを読んでいまして、これが終わるともう手持ちがない!ということで、仕事帰りに本屋に寄ってきましたが、ない…(;_;)ぴんとくるものが。普通の小説で目下読みたいと思えるのは浅田次郎くらいだし、それはもうやはり文庫は全部読んじゃったし、ミステリー、推理物で新しい作家を開拓したいと思うのですが、どうも買う気にまで至らず…
という訳で、浅田次郎はとうとうエッセイにまで手を出して「勇気凛凛ルリの色」、そしてミステリーは7人の短編を収録した「七つの怖い扉」を買ってみました。この中の宮部みゆきのは既読なので、今まで買うのをためらってたんですけど。
いずれ年をとったら?夏樹静子を全作読み返してみたいと思ったりしてます。きっと、全部忘れてて、新鮮な気持ちで楽しめると思う(^^; けど今からそれをする気にはやっぱりちょっとなれない…

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