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2004.02.29

初めての保険証

恥ずかしながら、私はこの年になるまで自分の健康保険証というものを持ったことがありませんでした。今の時代、たとえ現在は専業主婦だとしても、過去に遡って一度も保険証を持った経験がない、という人は少ないのではないでしょうか。
私の場合は、学校卒業後半年で結婚してしまいすぐ子供が生まれ…という流れだったので、こんなことになってしまいました。
さて、紆余曲折の末やっと手に入れた初めての保険証!届いたらどんなに感動だろうと思いつつ昨日の配達を待っていたのですが、開けてみたらカード1枚でちょっと拍子抜け(^^; そう、中小派遣会社なので、政管健保だったんですねぇ。
いま、政管健保はカード式なんだそうです。考えてみれば、いつでもお財布に入れておけて便利ですけどね。
話がそれますが、一般の健保組合の保険証もカード式にして、ついでに扶養家族の分のカードも発行してくれたらどんなに便利でしょう。同じ日に家族複数別々に保険証が要る、というシチュエーションは結構あるものです。医者以外でも身分証明にも使うものだし。

さて、結婚以来すったもんだの末、ここまで辿り着くのに22年かかりました。
長男20歳長女16歳。もちろん、生活のためにすったもんだする暇もなく自立を遂げる、必要がなかったということは恵まれていたのでしょうし、そう考えたら甘ちゃんなのは分かっています。親も夫も、回り中総動員で母親が働くことに大反対だった環境のせいだけにするつもりもありません。
でも、思い起こせば11年前、その時通っていた主婦のための再就職スクールで仕事を紹介して頂き、月のうち半分くらいの仕事だったし、娘の幼稚園も延長保育で何とか乗り切れそうだったので、面接の段取りまで付けて貰ったのに、土壇場で夫の猛烈な反対にあい、泣く泣く断ったことがありました。スクール代表のNさんに電話しながら涙が出てきてしまった、あの時の悔しさは忘れられません。

でもスクールの卒業面接で、Nさんに将来の展望を訊かれた私はやっぱり甘ちゃんで、「生活に困っている訳ではないので、ずっと夫の扶養でよい」みたいなことを言って、猛烈に叱られました。「そんな気持ちで社会に出られたら社会の迷惑よ、そんな人はずっと家にいればいいのよ」って、あの時のNさんはまじで恐かった…
そして色んな機会に色んな方から、夫は必ず変わる、企業人として働いている夫は企業人としての目を持っているから、また、お金の力というのは本当に大きいんだよ、という話もたくさん聞かされました。が、どーしてもかたくなな自分の夫を見ていると、そんなことはとても信じられず…

それ以来、できる範囲で自分なりに仕事を続けてきました。10年経って、やっと自立に近づきつつある今、夫は変わったな~やっぱり、と思います。あの時「早すぎる」と反対したのですから、単に時が流れたから反対でなくなっただけかも知れませんが。
今も親や友人は、そんなに働かなくても、と心配してくれます。夫だけが、そんなことは絶対言わなくなりましたもの(^^; 今や、扶養から抜けるなら、中途半端じゃなくちゃんと稼げ、とお尻を叩く側に回っています。お金の力というのは大きいのですねやはり。変な意味じゃなく。また、夫自身、会社で私のような立場の派遣社員を使う身になって、目が慣れたのかも知れないし(^^;

さて、今月から税金の他に年金健康保険介護保険雇用保険…と種々引き落とされた給与明細を見て感じたことは、自立だ~という達成感よりはもっと重たい感覚でした。もう抜けられないんだ…みたいな。自分でもちょっと意外でした。こんな風に思うとは。
夫は以前からよく「家族のために」働いて「やってるんだ」みたいな言い方をしました。その度に、じゃあ独身だったら今の会社は辞めてたわけ?そんな恩着せがましい言い方、絶対にしてほしくない、と口には出さないまでも心で思っていた私です。
でも今では、独身でも辞める気はなかったかも知れないけれど、ちょっとそういう風に言ってみたくなったりしたという、その気持ち、分かる気がします。
「家族のために」と自分に言い聞かせることで、長い年月を乗り切れてきたってことは絶対にあると思うのです。
そんなこと、働いた分だけ全部手取りになってた頃には思いつきもしませんでした。
もちょっと、感謝してあげても良かったのかしら…(^^)

まぁ、悲しいかな派遣ですから、まるで先の見えない世界。この保険証が末長く有効
であることを願うばかりです。

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2004.02.27

負け犬論争

AERAで3回にわたって特集された「負け犬論争」。
元になっている本が酒井順子著『負け犬の遠吠え』、これを読まずしてこの論争についての感想を書くのはとってもフェアじゃないとは思っている。事実、先日本屋で手に取ってみて、ちょっと見なかなか面白そうだったので買いたかったのだが、ハードカバーの本はもう増やさない決心なので(読んでもおいておく場所がない、でも勿体なくて処分できない)残念ながら諦めたのだ。
図書館で借りるか貸し本を借りるか(レンタルビデオ屋さんで、本をレンタルしてるとこがあるのね。1週間300円くらいだったかな?)文庫になるのを待つか!だな~

大体人生に負けも勝ちもあるものかとは思うけれど、酒井さん、また特集に出てきた「負け犬」の皆さんは、そんなことは百も承知でいらっしゃるのだろう。
未婚か既婚か、子供がいるかいないか、既婚女性なら仕事してるかしてないか、そんな簡単なくくりで人生を計れるわけはない。自分の人生(それが自分で積極的に選んだものか、気がついたらそうなってたのか、不本意ながら今の状況に置かれているのか、には関係なく)を納得して受け入れられているかどうか、が、強いて言えば、勝ち負けというか幸せ度につながるのでは、と思う。
人生なんて人の数だけあるのだし、外から見ただけでは分からないのだから…

私の場合は、気がついたらそうなってた人生、っぽい(^^; 何も考えず結婚して何も考えず子供を産み… 体験上言えるのは、何も考えてなかったから結婚できたし子供も産めた?! なんという人生…(--;;;
だからこそ、こんなはずではなかったという思いをいっぱいして、でもじゃあどんな人生が歩みたかったかというとやはり何も考えておらず…要するに「自分」というものを持っていなかった? なので、子供が生まれてからずっと「自分探し」の旅をしていたように思う。(こんなだから母親業も中途半端なのだわ…)
その中でいつしかこだわりとなっていった「経済的自立」、色んな意味で「何だ」と思われるかも知れないけれど、結婚22年目にしてそれはようやく果たすことができつつある。明日、初めての保険証が届く。それについてはまた。

…と、今日は何となく気分で?文体も変わってしまった。今読んでいる、乃南アサのエッセイの影響かなあ?

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2004.02.25

カレー漬けの一日

別に何も考えてなかったんですが、気がついたら今日は、朝昼晩全部カレー(>_<)
朝は、生協の個人宅配で届いた、カレーナン。そう、インドカレーと共に出てくるあのナンの、中にカレーそのものが入っているのです。このカレーがなかなか美味。ちょっと甘口で、味は本格派。冷凍なのですが、電子レンジで1枚2分足らずで温まるのも良いところ。ぐにゃ、ってなっちゃうので、チンした後でトースターで少し焼くとなお良いようです。…ようです、てのは、面倒でいつも省略してしまうから(^^;

昼は、会社の近くに水曜だけワゴンで売りに来るカレーを買いに行きました。
以前もこういうお店は利用したことあるのですが、やはり競争も激しいのでしょう、お味はどの店もなかなかです。
今日のお店のは、ココナツカレーとライスが仕切りのあるパックに入っていて、ライスの上にはあらかじめ、マッシュポテトとコーンとほうれんそうと揚げ玉ねぎがたっぷり乗っています。それにさらに「トマトマリネ」「鶏からあげ」「豚そぼろ」と3種メニューがあって、それぞれの具が乗ります。さらにさらに、オプションでトッピングとして、チーズやら激辛ペーストやらアーモンドやら、色々注文することができます。
…想像つきます?要するに、ライスの上に具がぎっしりで、ライスが見えません。そこにカレーをかけつつ食べるのですが、具が多すぎて、何を食べてるんだか分からない状態に(^^; カレーは美味しいんですよ。それだけに、もう少しシンプルでも良いんじゃないかと思いますが、一からトッピングを選ばせるようにしたら、売るほうも手間がかかってしょうがないんでしょうね。何せ1人でやっているので。

夜は、朝作ったタイカレーです。さすがにちょっとだけ缶臭いのが玉に傷ですが…
レッドカレーというと、普通たけのこなんかが入っているのですが、これは珍しくかぼちゃなんぞが入っています。
カレーを食べると自動的にご飯も多めに食べてしまうわけで…、明日朝の体重計が怖いかも。

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タイカレー

2年ほど前から、タイカレーにはまっています。
その頃行っていた会社が神保町界隈だったので、カレー屋さんが回りに一杯ありました。カレーといっても、欧風カレーからインドカレーからタイカレーから…、選び放題。ランチであちこち回るうち、タイカレー初体験。その独特の味のとりこになりました。タイカレー屋さんもね、何軒も見つけました。

タイカレーといっても、お店によってはランチセットになるとふつーの野菜サラダがついてきてチョットがっかりしたり、本格的なお店は値段が高かったりするのですが、私が気に入って通っていた「マプラー」は、安くて味は本格的。サイドメニューもお茶もタイ。お店のオープンな雰囲気もタイ。…タイには行ったことないんだけど(^^;
カレーはさておき、元々私は、東南アジア系のあの「酢っぱ辛い」味は絶対に受け付けない!と思い込んでいたのですが、「マプラー」に通ううち、いつの間にかトムヤムヌードルにもはまっていたのでありました。慣れるとこれがまたやみつき(^^;
ああ懐かしい。いつかまた神保町に復帰したいです。今の会社は、食べ歩きの楽しみはないところなので…

というわけで、家でもタイカレーが食べたい!と思って探すと、最近はいろんなインスタントのタイカレーキットが出てるんですね。普通のカレーと違って煮込まなくて良いので、すぐできるのが良いところ。今や、晩ご飯を作って出かける時の強力な味方です。
タイカレーキット、見つける度に買ってみて、もう何種類試したでしょうか。でも、なぜかどえらい辛いものが多いのです。それも、風味のある激辛というのではなく、ただひたすら殺人的に辛い(--) 一度レトルトカレーを買いましたが、
あれを最初に食べたら、タイカレーなんて二度と食べようと思わなくなるんじゃないかと思うくらい、ただただ辛かった(;_;)
最近やっと、これは、と思うものを見つけました。お酒のディスカウントストア、パスポートで売っていたタイカレーキットで、夏みかんの葉?が大量に入っていて、これが爽やかな風味で良いんです。もちろん香り付けなので食べられませんが。鶏肉となすとピーマンを入れて、所要時間15分もあればできてしまいます。

明日(ぢゃなくて今日だもう)も残業なので、朝から作って行こう…
今日は、日比谷シャンテ地下1階のキッチンガーデンで見つけた、レッドカレーの缶を使います。1缶1~2人分で198円、安い!と思ったら、これはお肉を自分で入れなくてはいけません(^^;
たいてい、外で食べるのも家で作るのもグリーンカレーですが、この缶だけはレッドカレーが美味しいです。

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2004.02.23

花粉症がきた!

1月末くらいから花粉の存在は感じていたのですが、強い南風と異常な暖かさに誘われて?昨日、いよいよ今年の花粉症本格スタート!となりました。
去年より1週間くらい遅いスタートですかね。さぁ、これからうっとうしい2カ月間の始まりです。

医者の処方薬は、症状がひどくなると、どれもこれも全く効かなくなるので、今年は放棄しました。去年は漢方が良いと聞き、早速試して大失敗。ちゃんと漢方専門の薬局で処方してもらうべきでした。適当に市販の小青龍湯を買ったのですが、私にはまっっったく効かず。なのに沢山買ったので、まだ開けてない瓶がある…(--)

というわけで、今年の花粉対策は。マスクは、今年多く見かけるようになった立体タイプ。ローションティシューは会社にも用意。甜茶は煮出して冷蔵庫に。
会社にはティーバッグを置いてあります。甜茶飴は、無印良品のがお気に入りです。
そして、私は鼻水とくしゃみが主症状なので、例年目薬はあまりささなかったのですが、今年はくしゃみが出たら目薬。なぜ?かと言いますと、目が主症状の友人が、目薬をしょっちゅうさすから鼻がましなのかしら、と話していたので。目と鼻と喉は奥でつながっていますものね。でもそうすると、目薬を飲んじゃうってこと…?
夫には、鼻に直接目薬させ、と言われました…(--;

以上に加え、今年の新顔その1は「カフンケアウォーター」。ヒノキの良い香りがする化粧水です。ヒノキの花粉もアレルゲンなのに、花粉症に効くなんて不思議ですね。
新顔その2。今年の目玉?は、ネット情報で見つけたアメリカのサプリメント。
今はやりのポリフェノールに属するOPCを成分とした、プロアンチノルズというサプリです。アメリカから個人輸入というので恐る恐るやってみたのですが、手順としては日本のサイトから通販で買うのと同じ感覚です。しかも、15日にメールを送って、19日に届いたのにはびっくり。国際宅急便にしたので送料は高かったですが、もの自体が日本のより随分お安いので、割高感はそんなにありません。
まぁ、効けばの話ですが(^^; このサプリの場合、花粉症に効くだけでなく色んな効能があるようなので、とりあえず頼んだ分は飲みきってしまおうと思っています。

花粉症を発症してから今年で5回目のシーズンですが、こうなると毎年何を試すか?とイベント気分でもあり…これ!というものに早く巡り合いたいです。
昨日は、あまりの強風に洗濯物をさおごと取り入れたので、明日からは部屋干しだな…。これもそういえば、今年初めての試み。

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2004.02.21

浅倉卓弥「四日間の奇蹟」

第2回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作ですが、その方向で期待して読み始めると、???ってことになります。これはミステリーではありません。
「仕掛けが、ある有名作家の先行作品と同じ」ということですが、私はその作品を知らないので、その点は別に気になりませんでした。ただ、ありえないよ~と思って(笑)、そこからは、ファンタジーだと思って読むことにしました。
しかし、久々に、素直に感動できる作品に出会えた気がします。
感動といえば、例えば浅田次郎の一連の作品にも確かに泣かされるのですが、あれは何か違うんですね。作家の「術にはまってしまって」泣かされるって感じ?
こちらはそうではなくて、もっと純粋に訴えかけてくるものがあったというか。

以下ネタばれになりますので、これから読もうって方は、読んでから見て下さいね。

とても丁寧な描写の、風情のある文章で、私はそれも好きでした。
ただ、500頁ほどある本の、ほとんど半分くらいまでは動きがないし、一人が30分くらい話し続けてるというような、TVドラマとかではあり得ないような場面もあって、そこで脱落してしまう人、いるでしょうね。私も、いま医学書の世界に身を置いているのもあって、これ以上仕事以外の場で医学用語見たくないよ(T_T)と思ったり。
ピアニストのお話なので、クラシック、特にピアノ曲の描写が細やかで、読みながら曲が頭の中に流れてくれば楽しいだろうなと。ただ、うちの夫なんかの場合は、確かに流れてくるでしょうが、本の内容は好みに合わないだろうと思う…

事件が起こってからは一気に読めてしまいますね。
それで、「それが興ざめ」とも言われる仕掛けですが、私はここから、作者の別のメッセージを受け取りました。これは「死にゆく人の心の軌跡」を辿った本です。だから、テーマはとても哲学的、宗教的だと。
ちょっと話はそれますが、『死ぬ瞬間』で有名なエリザベス・キューブラー・ロスの自伝である『人生は廻る輪のように』を去年読みました。感銘を受けて、『死ぬ瞬間』3部作も全部読んだのですが、そこに書かれていた、死に瀕している患者が通る5段階―否認と孤立~怒り~取り引き~抑鬱~受容―、これを、浅倉さんは小説の中で描いてみせたのではないかと。
私の見当違いかも知れませんが、もし浅倉さんの頭にそんなお考えがあったとしたら、彼の技量は大したものだと思います。キューブラー・ロスの本には、主にがん患者などの話が出てきます。ですから、例えば事故で一瞬にして命を失う場合、または意識を失ってそのまま戻らなかった場合などの患者の心の中は分からない訳です。
何も分からないまま死んでゆくのか、またはそうではないのかも。
それを、『四日間の奇蹟』では、他人の体を借りることによって、目に見える形で読者に見せている。そして、死にゆく彼女の心の成長ももちろんだけれど、その過程を主人公である元ピアニストが見守ることによって、彼自身が変わってゆく…
体を貸すことになった、脳に障害のある少女はさしずめ天使でしょうか。

通勤電車で読んでいたのですが、降りて会社までの道すがら、道端のプランターの花々も、散歩してる犬も、出勤途上の人たちも、みんな愛しく思えてきてしまう…
そんな不思議な本でした。

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2004.02.17

抱き枕

以前から、腰に良いと聞いていたので欲しかったのですが、ロフテーのものは高くて手が出ず、最近、生協のカタログに4割近くお安い値段で出たので、思い切って買ってみました。
びっくりするようなでっかいダンボールで届いた抱き枕。出してはみたものの抱き方が分からず、ネットで調べてみることに。
それが…抱き方の説明文がなにやら妙な雰囲気で(^^;、画像を見てみたら、そう、等身大の女の子のアニメがプリントされた抱き枕たちでありました(^^;;;
まぁね~、抱き枕ですからね、考えるわよね。でもな~、息子がそんな風にして寝てたらと想像するとやっぱりちょっと…

結局布団やさんのHPで疑問は解決。一緒に布団に入るとかなりかさばるし、結構扱いにくいんですけど、気のせいか、朝起きた時に腰が楽なような気はします。横向きに寝るのが前提ですが、朝起きたら腕枕状態になっていて、
自分は仰向けで寝てるんですけどね。
毎晩抱いて寝るものですからやっぱり愛着が湧いてきて?、夫に「名前つけてよ」と半分冗談で言ったところ、即座に命名してくれました。
その名も「ささみ」(爆)
もうね~、形はそのもの。で、カバーが淡いピンクなんでますますそのもの(^^)
以来、ささみささみと可愛がる日々。
今夜もささみと寝ます…あ~やっぱりかなりあやしい雰囲気かも?!(^^;;;

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2004.02.16

「送られなかった手紙」

ロシアの文豪プーシキンの生涯をモデルにした、太田哲則先生の文芸作品。
雪組の壮一帆単独初主演です。ロシアものなので、まぁ地味っちゃ地味でしたが、なかなか良い作品だと思いました。丁寧なつくりで。

主演の壮くんは、立ち姿は美しいし(なで肩だけど(-.-)、歌も随分上達されたと思います。でもなぁ…、芝居が浅い浅いので、勿体ないというか歯がゆいというか。
女性遍歴を重ねる遊び人な面を持ちながらも、一方では優れた詩を発表して、ロシアの改革派に大きな影響を与えた詩人…その内面の苦悩の数々。
脚本も書き込みが十分ではないかも知れません。でも、台本どおりでそれ以上でもそれ以下でもない。台本に書かれていない部分をふくらませて人物造型したら、とてもやりがいのある面白い役だと思うんですよ。今の壮くんにそれを求めるのは、まだ難しかったのかなぁ…。でも「まだ」といっていられる学年でもありませんし。
相手役や脇に支えられての主役でした。それもありでしょうけどね(特に宝塚では)、でも回りだけじゃなく、真ん中も深い芝居を見せてほしいですやっぱり。

相手役の晴華みどりちゃんは、相手役というほど絡みもなかったですが、とてもうまい人だと思いました。壮くん助けられてたと思います。残念なのは、ヒロインにしては、歌が1場面(しかもデュエット)しかなかったこと。もっと聴きたかった…
ご学友3人組(麻愛めぐる、天勢いづる、貴船尚)は、揃って芸達者で小柄で、なかなか良いトリオでした。貴船さん、歌うまいのね~
ちー坊(天希かおり)の相変わらずダイナミックなダンスに吸い寄せられ、有沙美帆ちゃんの温かいお芝居ぶりに、いい女役さんに成長したなとしみじみし…、でも、雪組も下級生は知らない顔が増えてきました。
そんな下級生の中で目を引いたのが、冒頭画学生の役で登場した漣城まことくん。まだ研1なんだ。抜擢ですね。元気良く台詞言ってましたし、華のある2枚目さんです。今後が楽しみな男役さんがまた増えました(^^)

バウホール作品は、若手の活躍が見られるので、たとえ作品にあまり食指が動かなくとも、やはり1回は観ておきたいものです。
次回青年館は宙組なのですが、主演はトップコンビなので、もう十分すぎるほど観ているのですが(^^;、注目している速水リキちゃんが出るので、やっぱり観たい!
と思い始めた今日この頃です。

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2004.02.14

掃除の極意

汚れないうちにやる!これが極意です。というのは分かっています。
前々から知っていることです…が、これがなかなか難しいんですよね(^^;
元々私は、汚れをためてから一気に落とす!タイプでした。タイプというか、単に掃除が嫌いで汚れがたまるからそういう結果になるだけだけど(^^;;;
でも、フルタイム勤務が半年以上続くと、さすがに週末の2日間にすべて持って来るのに疲れてきました。週末たって、いつも暇とは限らないし。

そこで、今行っている会社の話です。外資系なのですが、これが信じ難いほど綺麗なのです。派遣外も含めて、私のつたない社会人経験も6社目となりましたが、こんな会社は初めてです。オフィスも、え?出版社?うそ?だって何にもないよ(^^;ってほど綺麗に片付いてる。キャビネットにすべて収められてるんですね。まぁ慣れてくれば、人によってはデスク回りはすごいことになってる、というのも見えてきますが。
外資はインテリアや掃除にはお金をかけるのよ、と派遣仲間に教えてもらいましたが、水回りがまた異様に綺麗。湯沸し室、洗面所に水滴一つない。ゴミ箱にゴミが入ってない(@@) 掃除機は1日1回ですが、水回りは始業前と午後と、2回お掃除の人がきます。湯沸し室のゴミ箱に至っては、昼休み後にもお弁当ゴミを引き取りにきてくれているようです。
洗面所のカウンターがそれだけ綺麗だと、使う方も意識するようで、自分が使った後水滴を拭き取っていく人多数。まあ、拭くのに手拭き用のペーパーを1枚余分に取るわけですから、資源の無駄遣いってやそうですが。
最初は、ついて行けな~いと横目で見ていた私ですが、半年以上も経つとすっかり習慣づいてしまいました(^^;

そこで学んだのです。いつも綺麗にしてあれば汚れない。当たり前ですが。
とうとう家でも、毎朝出掛ける前に必ず洗面台を拭き取る。トイレもさっと拭き取る。毎朝ではないけど、お風呂のカビは、カビだらけになるまで放っておかず、黒い点を見つけざますかさずカビとりスプレーを吹き付ける。
掃除機なんて良くて週2回しかかけれないので、洗面所で髪を乾かす度に落ちた髪の毛を拾う。
…ああ、書いてて、主婦20年あまりのキャリアで、今頃こんな当たり前のことを学んだのかと思うと、情けない限り…(;_;)
でも、外に出たからこそ見えてきたものもある?!仕事に出て掃除の極意を学ぶとは。仕事が切れて毎日家にいるようになったら、きっとやらないのよ。
私はそういう人間です(--)

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2004.02.12

男(役)の肩

タータン(香寿たつき)が以前、週刊女性の対談で、理想の男性について、「肩のしっかりした人」という意味のことを言ってたことがあります。
その記事を読んだ時思わず私は、「ではあなたは舞台で、自分の理想のタイプの男性像を演じていたのね~」
と思った記憶があります。
ファンである私自身も、言われてみれば「しっかりした肩のライン」というのはポイントだったのかもと思います。だからこそ、華奢な感じのする、例えば瞳子ちゃん(安蘭けい)やかよこちゃん(朝澄けい)のことは、いいな~と思ってもファンにはならなかったし、例えばたかちゃん(和央ようか)はいくら格好良くてもタイプじゃなかったのか~と、今頃納得できたりします。
あっちなみに、今の星組下級生で、タータンの「肩のライン」をしっかり継承しているのは、凛華せらちゃんだ、と私は勝手に思っています(^^)
前回作品はエジプト兵でしたから、肩もへったくれもありませんでしたが(^^;、「雨に唄えば」の時に思ったの。次作も多分スーツものなので、楽しみにしてます。

なんでその対談記事からはるかに時が経ってからこんなことを言っているかといいますと、この前劇団四季の「ソング&ダンスIII」を観たのです。
四季きってのダンサー、加藤敬二さんが演出振付、もちろん出演ということで、どんなだろう~と楽しみにして行きました。加藤さんのお顔を知らずに観たので、どの方かな~と思いつつ観て、幕間にプログラムを立ち読み(^^;して確かめたのですが、舞台を観ていて私が目を惹かれたのは、加藤さんではありませんでした。彼は、結構小柄で華奢な印象だったんですね。
で、私が目を惹かれたのは、中国の朱涛さんという方でした。ダンスももちろん、ダイナミックですごかったんですけど、そー言えば、肩がひじょーにしっかりした方だったんですよ(^^;
なるほどねぇ~これか私の好みは!と再確認した次第です(^^)

まぁ昔から、私の好みといえば齢に似合わず、チャールトン・ヘストンだったりポール・アンカだったりしましたから…あっ、布施明も好きでしたけど。
「しっかりした肩」がポイントというのは、やはり男性に、寄り掛かっても倒れない頼もしさを求めているんでしょうかね~
そういう自分の深層心理は、あんまり突き詰めたくないですが(^^;

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2004.02.10

やっぱり公開(^^;

始めた当初は、ネット上に鍵の掛かる「自分だけの日記帳」がある!何て便利!というような感覚だったのですが、書くことが好きゆえ、やはり人の目に触れないのも寂しいよな~と思いはじめてきました。
公開するからには、つれづれに日々の記録を残すというよりは、少しは「読み手」を意識して書いてみたいと思います。
そして、いずれは写真も入れて見やすくしたい…のですが、今はその技術も習得している時間もない!ということで、とりあえずは文章のみ。

頭の中にたまった色んな思いを文章にして残しておけたら、それがきっと私の発散法になると思う…というほど、
書かせておけば機嫌が良い人間なんだ私は、という事実に最近気づき始めています(^^;

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2004.02.09

「薔薇の封印」

りかちゃん(紫吹淳)の男役は今日で見納めでした。
フィナーレナンバーがまるまる紫吹淳サヨナラショー?!と思わせるような演出で、特にファンではなかったとはいえ、思いっきり泣かせて頂きました。
特にりかちゃんらしい演出と思ったのは、大階段にえみくらちゃん(映美くらら)、さえちゃん(彩輝直)、きりやん(霧矢大夢)、ゆーひちゃん(大空祐飛)が出て4人で踊ったあと、りかちゃんが出てきて男役が去り…、トップコンビデュエットダンス?と思ったら、えみくらちゃんも去ってりかちゃんのソロダンスだったんですねぇ…

作品そのものは、豪華、お話も面白くて分かりやすい、りかちゃんはひたすら格好良い…、と、宝塚の醍醐味を感じさせてくれました。他の生徒さんたちの使い方もうまく。さすが小池先生?!
オムニバス形式で、中世の騎士の時代、17世紀ロココ時代、20世紀前半のベルリン、そして現代と、コスチュームもそれぞれに楽しめてお得感大。
これで3時間たっぷりでこの値段は安い!と、大阪人の私はやっぱり思ってしまう(^^;
宝塚ならではのパロディーもありました。
ベルリンのタンゴクラブで、えみくらちゃんが「隊長となるにも~、最初は二等兵!」と歌いながら登場したので、思わず笑ってしまいました。これの原曲「大将となるにも」はとても古い曲らしいですが、私にとっては、2000年TCAでタータンがマミさん(真琴つばさ)にいじられ倒した、思い出深い曲なのです。

まぁ、この作品をタータンに演ってほしかったとは思いません。
タータンもりかちゃんも、それぞれに合った、とても良い形で宝塚を送り出して貰うことができて、ほんとに良かったなぁと思います。
フィナーレナンバーで、幸せそうな笑顔で踊るりかちゃんの姿に、ああもうこの姿は観られないんだと、久々にタータンの男役を思い出して切なくもなりましたが。

他の出演者ですが、まずえみくらちゃん、大きくなったなぁと。3人の役で出ているのですが、それぞれ全部違う人になってるし。これから彩輝さんを支えていける、頼もしい娘役トップさんに成長しました。パレードではいつも通りでしたけどね。なぜ?(^^;素になっちゃうからでしょうか?
きりやんの復活は嬉しかったです。もう文句なく。
意外な嬉しい驚きは、ゆーひちゃんの成長ぶり。銀橋を、歌いながら、一人で渡ってるよ~(;_;)とまず感動し、2幕あたまの黒燕尾のタンゴシーンでは、なんとゆーひちゃんが芯で踊ってるよー!それにりかちゃんが絡んだのを見て、2幕は早々から涙でした。
五峰亜季さんとりかちゃん、ダンサー同士のデュエット。初顔合わせで新鮮でしたが、この2人は同期なんですよね。まゆみさん(五峰)、特出ありがとう。

装置で、電光掲示板(ぢゃないけど何ていうのか知らない(--))式のスクリーンが多用されてました。小池先生のご趣味でしょうか?宝塚では珍しいですよね。あんまり多用しすぎてチョット…とも思いましたが。フィナーレナンバーでの
「JUN SIBUKI」や「RIKA」の文字(これがまんまサヨナラショー)も、いつもの電飾文字ではなくて電光掲示(^^;

月組は、周りを観るのも楽しくて、観劇が楽しみな組でした。彩輝さんになったら、またカラーが変わることでしょうが、それでも楽しみに観に行くことでしょう。
お披露目はきりやんが出なくて、あさこ(瀬奈じゅん)とトレードなんですよね。
何か、今年の宝塚は目が回りそうです(^^;

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2004.02.04

「マンマ・ミーア!」

今日のキャストは、ドナ:保坂知寿、ソフィ:樋口麻美。
初めて観たのですが、いや良かったです。
何か懐かしくて耳に憶えのあるABBAのメロディーの数々。
相変わらず四季独特の発声法は耳につきますが、滑舌悪くて台詞が聞き取れないよりはずっと良い。歌もダンスもレベル高い…etc、
1幕はひたすらミュージカルそのものを楽しみ、元気貰ったわ!という感じだったのですが、2幕でまさかあんなに泣かされるとは。
ドナとソフィの、ウェディングドレスの場面です。
私が結婚した時の母の気持ちとか、娘が将来結婚するだろう時の自分のこととか、色々思ったら果てしなく泣けてきてしまって、たまたまハンカチを出せない状況だったので涙が流れるままに(^^;
結婚していて、年頃の娘のいる母親にとっては二重に泣かされる作品ですね。
そのせいか?熟年女性のグループも結構目に付きました。
フィナーレは総立ち?とか聞いていましたが、結構大人しくて、立っているグループがちらほら、って感じ?
回りが立ってくれたら、私も立って踊りたかったんですけど、まさかこんなおばさんが進んで立つ訳にもいかず(^^;
スポーツクラブのエアロビのクラスでよく掛かるんです>マンマ・ミーア
なので、曲を聴くとじっとしていられない(^^;;;
また観たいと思いました。四季では「オペラ座の怪人」以来だわこんな気持ち。
違うキャストだとどんな感じでしょうね。
今日のドナ&ソフィは、私はとても良かったですが。
知寿さん格好良すぎ。麻美ちゃんは歌がパワフルで手足が長くて。
彼女はアイーダ演るんでしたっけ。そっちもぜひ観たいです。
こうしてどんどん観劇貧乏になっていく…

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2004.02.03

「慟哭」

貫井徳郎さんのデビュー作で、大変なベストセラーになったとか?
夫が、すごーく面白かったから読め!と貸してくれたのですが、う~ん。
確かに、う~んと思いつつ読んでいたのが、最後の最後でふっ飛ぶほど、その仕掛け自体には、してやられたって感じでしたが…
でもやっぱり落ち着いて考えてみると、かなりあり得ない設定だと思うし、宗教をそこまでおとしめて見なくても、とも思いましたし。
「新興宗教」と区切ってはいるし、実際大変な教団も実在したとはいえ、あまり良い読後感とは言えませんでした。
主人公にも(それにしても、まさか一人だったとはね!それはすごいわ)
全くと言ってよいほど感情移入できず…
きっと、夫はとても感情移入できたのだと思います。
娘を殺されたら!なんて考えただけでも人ごととは思えなかったのでは…
小説の中でも言われていますけど、女の人だったらこういう考え方はしないと思うんだな。
あとは文体でしょうか。こればっかりは、合う合わないの世界です。

合う…というか、私が一番好きな作家は夏樹静子さんなのですが、彼女の文体なんかはもうとても好き。ぴったり来るといいますか。
あとは宮部みゆきさん。江戸物が好きかな特に。いなり寿司やさんが出てきたシリーズ、続編を待ってます。
そして、一番好き、の座を揺るがさんとしているのが浅田次郎さんですね。
でも、いわゆる泣かせもの、の「鉄道員」や「月の雫」などより、任侠ものが好きです(笑)
中でも「天切り松闇がたり」シリーズが最高。
場面が切り取った「絵」のように鮮やかに迫ってくる格好良さがたまりません。
何だか舞台を観ているような錯覚すら覚えます。

次は、書店でぱっと目に付いて買った「四日間の奇蹟」を読みます。
第1回「このミステリーがすごい!」大賞金賞受賞作だとか。
また新しいお気に入り作家との出会いになれば嬉しいのですが。

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2004.02.02

昼休みの過ごしかた

いま、派遣社員として某出版社で働いていますが、お昼はたいてい自席で食べます。
一緒に食べるような仲間もいまはいないので、ちょっと持て余すお昼休みの時間。
3週間ほど前から、思い立って、週の初めにAERAを買うことにしました。
で、お弁当を食べながら、かたわらに開いておいて読む。
この薄さがちょうどいいんですよ~。
新聞だと大きいし、めくる音も結構気になる。(昼休みも異様に静かな会社なんです)
文庫本だとひとりで開いててくれないし、字も遠目に読むには小さめ。
AERAだと、実に具合が良いのです(笑)内容も結構バラエティーに富んでいるし。
政治経済のお話も、私にもぎりぎり理解可能なレベルで書かれているし、音楽やスポーツや、普段あまり興味のない世界ものぞける。
というか、お弁当食べながらじっくり読むから読めるんでしょうね。
これが、家や新幹線の中でパラパラ…だと、きっと興味のある頁しか見ないと思うし。
今回第2弾の「負け犬論争」これは、家だろうが電車だろうがきっと読んだと思う。
じっつに面白かった。この感想はまた書いてみたいと思います。
ちなみに、AERAを読む女性は、負け犬組に所属しているらしい?(笑)
あの分類では勝ち犬組らしい私ですが、やっぱり素養はあるのか?
これからもこの習慣を続けて、視野を広めたいなんて思っているので。
でも、週5の昼休みでは読みきれず、持って帰ってきてあとは週末家で…と思うのですが、家だととたんに時間がなくて、そのうちAERAがたまりそう(^^;

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